石川県立看護大学 学長就任にあたって(2011年10月) この4月に就任させていただきました。皆様どうぞよろしくお願いいたします。 まずは簡単な自己紹介をいたします。私は、48歳の時に保健師をやめて教員の道に入り、国立大学3校、県立大学1校を歩き、この大学が5つ目です。私の年代の看護教員が日本には少なく、背伸びをして(させられて)看護系大学協議会の仕事や文部科学省の仕事などをしてまいりました。これからは踵を地につけ、我に返ります。私の経験は微々たるものですが、もしお役にたつのなら使っていただきたいと思います。 しかし如何せん私はこの大学の素人であり、教えていただくことが山のようにあります。皆様も歯がゆい思いをすると思いますが、少し長い目で見ていただければありがたいです。 私は石川県?北陸という土地が以前から好きで、冬でも雪に負けずにきっと元気でいられると信じております。毎日耳にする方言には東京にはない温かさが詰まっているようで幸せな気持ちになります。きちんと仕事もしなくてはいけないことは分かっていますが、遊び心がすぐに頭をもたげる性格で、夕日に誘われて海岸を走りたくなる(もちろん車です)誘惑にすでに何回か負けました。 さて、着任と同時に大学が法人化になり、私も皆様と同様、いえ皆様の後ろについて一から始めなければなりません。この大学が誇れる人材を育てられるよう、そして教員が個性豊かに生き生きと励めるよう、地域の方々と同じ目線で生活や健康づくりを考えられるよう、法人との架け橋や地域との関係づくりなども含めて私の立場でできることを見つけてやっていきたいと思っています。 もう一度、どうぞよろしくお願い申し上げます。 学長 石垣 和子 2011年10月 IPNU キャンパスネット vol.20より